3分でレスポンスを高めるオーダーデザイン

今回は、私の経験から得たノウハウをシェアしたいと思います。

それは、ランディングページやECサイトなどのレスポンスを高める方法です。

商品購入、会員登録、資料請求、見積もり依頼など、お客さまがそのページから何かのお申し込みをするウェブページであれば、いかなるケースにおいても効果的です。

私が、ウェブマーケティングの会社に務め始めた約10年前。

既に、このテクニックは存在していました。

ですから、ウェブマーケティング業界の経験者ならば、このテクニックを知っている人も多いと思いますし、実際にこのテクニックを使っているランディングページを、今でも多く目にします。

しかし、不思議なことに、一般の書籍で紹介されているのを見たことがありません。

3分程度の作業でレスポンスをアップできる、再現性の高いテクニックですから、このサイトを通して、なるべく多くの方に知っていただけると幸いです。


Q. なぜ、3分でレスポンスが高まるの?


なぜなら、このテクニックを実施する上で必要なのは「単純作業」だからです。

文章を考える必要も、デザインを考える必要もありません。

もちろん、切り口やオファーを考え直す必要もありません。

申し込みボタンを外し、代わりにある物を設置するだけです。

それは、「オーダーフォーム」です。

オーダーフォームとは、以下のように、お客さまが商品を購入する際、
名前や住所、決済方法などの情報を入力する場所です。




オーダーフォームは、通常であれば、
ウェブサイトにある「申し込みボタン」を押してから表示されます。

申し込みボタンをクリックすると、フォームが表示されます


しかし、このオーダーフォームを、申し込みボタンを押した次のページではなく、
通常申し込みボタンが配置される場所に直接設置すると、レスポンスがアップするのです。

通常のサイトとレスポンスの高いサイトの違い


つまり、お客さまがウェブサイトの商品紹介を読み進めた後、申し込みボタンを押すことなく、そのまま注文内容を入力するレイアウトです。

細かい数値は思い出せませんが、会社員時代、このレイアウトで何度かテストをしたのですが、無料会員登録のLPで、成約率が2倍以上変わったのを覚えています。



Q. なぜ、このレイアウトだとレスポンスが高まるの?


その理由は、本当に些細なことです。

お客さまの手間が省けるからです。

ダイレクトレスポンス広告の世界では、「申し込みまでの作業が簡単で、お客さまに負担がないほどレスポンスが高まる」と言われていますし、これは実証されている事実です。

今回の、オーダーフォーム直接設置タイプでは、お申し込みまでの作業で、通常であれば発生する以下の手順をショートカットできます。

1. 申し込みボタンをクリックする
2. 次のページが開かれるのを待つ
3. オーダーフォームのページが開かれたら、とりあえず内容をチェック



売り手からすると些細なことかもしれません。

しかし、この些細な手間を無くすだけで、お客さまは、「この商品が欲しい!」という気持ちを萎えさせることなく、スムースに購入できるようになるのです。

どれだけ商品に興味を持ってもらっても、申し込み手順がわかりにくかったり、長かったりして、お客さまから「なんだか面倒くさそう。」と思われたら、それで終わりです。

お客さまの熱はドンドン冷めていき、「また今度でいいか」と思われ、ページを閉じられます。

お申込み完了までの手順は、できるだけ短く、分りやすいほど反応が高まります。


ただし、注意点があります。

オーダーフォーム直接設置タイプのウェブページは、会社の個人情報保護方針によってNGになる場合があるということ。

なので、もし、あなたが今回のレイアウトを試すならば、まずは、会社の法務部に許可を得なければなりません。

また、広告媒体によっては規約により、オーダーフォーム直接設置タイプのウェブページを断るところもありますから、媒体によって臨機応変に使い分けるのが良いでしょう。

それでは、今回の話をまとめます。


A. 3分でレスポンスを高めるオーダーデザインとは?

1. 申し込みボタンを外す。
2. 申し込みボタンの場所に、オーダーフォームを直接設置する。
3. 申し込み完了までの手順は、できるだけ短く、わかりやすく。


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大橋一慶

「売れるコトバ作りの専門家」。2002年からネット広告のベンチャー企業に入社して以来、大手ADSLプロバイダーの見込み客リストを10万件以上獲得するなど、多くのWEBプロモーションを成功させる。独立後はセールスコピーライターとして、1,000件以上の広告に携わり、年間10億円の売上に貢献するなど、ネット・紙媒体を問わず多くの案件を成功させる。なかでも「売りにくい商品を売ること」が得意で、学習塾、リフォーム、不動産、保険など、差別化が難しく、広告の反応が冷え切っている業界でも驚異的なレスポンスを叩きだす。株式会社みんなのコピー代表取締役。