すぐにできる!文章を読みやすくする「3つのポイント」

一生懸命に書き上げたセールスレター。

しかし、読みなおしたとき、

「何だか、読みにくい…」
「文章が単調な気がする…」

このように感じたことはありませんか?

広告文章は、小説や雑誌のように何度も読み返してもらえません。

そのため、一度でスラスラ読めることが、とても大切になります。

つまり、一発勝負。

「これは、どういう意味だろう?」

と、読み手に思わせることなく、
最後まで一気に、テンポ良く読ませる文章が求められます。

では、どうすれば、読みやすい文章を書けるのか?

今回は、その簡単な方法を「3つ」ご紹介しましょう。


【ポイント1】一文を短くする


わかりにくいコピーの代表といえば「長文」です。

一文の中にたくさんの要素を詰め込んでしまうと、文章は読みにくくなります。

例えば、下の文章を読み比べてください。

当社の製品が選ばれている理由は2つあり、1つは、他社よりもデザインが優れていることで、そして、もう1つは、業界最安値であること、また、購入後のサポートも充実しています。

当社の製品が選ばれている理由は2つあります。1つは、他社よりもデザインが優れていること。もう一つは、業界最安値であることです。また、購入後のサポートも充実しています。


いかがでしょうか?

一文を短くすることで、スラスラと読めるのがわかると思います。

一文が長くなってしまう主な原因は、
「ターゲットに伝えたい内容が整理されていない」こと。

そのため、一文の中にあれもこれもと詰め込み過ぎてしまい、
結果的に、何が言いたいのかわからない文章になってしまうのです。

一文をできるだけ短くするだけで、文章はグンと読みやすくなります。

また、セールスレターでは、
見出しに続く書き出しは、できるだけ短くすることが大切です。


最初のワンセンテンスを短くするだけで、まるで滑り台をすべり落ちるように、
簡単にボディコピーに引き込むことができます。

「何だか読みにくいな…」と感じたときには、
思いきって句点(。)を打ってしまいましょう。


【ポイント2】漢字をたくさん使い過ぎない


漢字を使い過ぎないこと。

これも、読みやすい文章を書く上で欠かせないポイントです。

必要以上に漢字がたくさんあると、文章に圧迫感がでてきます。


例えば、下の2つの文章。

どちらが読みやすいでしょうか?

セールスレターを書く時に注意する事は、漢字を沢山詰め込み過ぎない事です。何故なら、漢字だらけの文章は読み難いだけでなく、圧迫感を与えてしまうから。平仮名の割合を増やす事で、簡単に文章を読み易く出来ます。

セールスレターを書くときに注意することは、漢字をたくさん詰めこみ過ぎないことです。なぜなら、漢字だらけの文章は読みにくいだけでなく、圧迫感をあたえてしまうから。ひらがなの割合を増やすことで、カンタンに文章を読みやすくできます。


漢字を使うと、難しそうでカッコいい文章になりますが、
売る文章を書く上で、そのような要素はいりません。

では、漢字はどのくらいの頻度で使えばいいのでしょうか?

一般的に、読みやすい比率は、
一文の中で「漢字が3、ひらがなが7」と言われています。


ぜひ、これを一つの目安にコピーを書いてみてください。


【ポイント3】同じ語尾を続けない


メリハリのない文章によくあるのがこれ。

「です」「ます」などの同じ語尾が続くケースです。

これも、例を上げてみましょう。

これが、当社の新しいノートパソコンです。
従来のモデルに比べて、50パーセントも高速です。
そのため、動画編集もサクサクです。
しかも、3年間のサポート付きです。
いまなら、ネットからのご注文も可能です。


いかがでしょうか?

「です」が5回も続くと、何だか単調な文章に感じませんか?

同じ内容でも、このように語尾を変えるだけでメリハリがでてきます。

これが、当社の新しいノートパソコン。
従来のモデルに比べて、50パーセントも高速です。
そのため、動画編集もサクサクおこなえます。
しかも、3年間のサポート付き。
いまなら、ネットからのご注文も可能です。


できるだけ同じ語尾は続けない。

また、続いたとしても2回までにすると、単調になりにくくなります。

どうしても続きそうなときは、
「体言止め」を使ってメリハリをだすのも一つの手です。

文章にリズムもでるので、ぜひ、使ってみてください。


以上が、すぐにできる「文章を読みやすくする3つの方法」です。

では、簡単にまとめましょう。


すぐにできる!文章を読みやすくする「3つのポイント」

【ポイント1】一文を短くする
【ポイント2】漢字をたくさん使い過ぎない
【ポイント3】同じ語尾を続けない


今回ご紹介したのは、すぐに実践できるテクニックばかりです。

書き上げたセールスレターが、
「何だか読み難いな…」と感じたときには、ぜひ、試してみてください。

他にも、文章を読みやすくするテクニックはたくさんありますが、
それはまた別の機会にお話しましょう。

今回の記事も参考になったら、ぜひ「いいね!」ボタンをクリックしてくださいね。


推奨書籍

The following two tabs change content below.
アバター

大橋一慶

「売れるコトバ作りの専門家」。2002年からネット広告のベンチャー企業に入社して以来、大手ADSLプロバイダーの見込み客リストを10万件以上獲得するなど、多くのWEBプロモーションを成功させる。独立後はセールスコピーライターとして、1,000件以上の広告に携わり、年間10億円の売上に貢献するなど、ネット・紙媒体を問わず多くの案件を成功させる。なかでも「売りにくい商品を売ること」が得意で、学習塾、リフォーム、不動産、保険など、差別化が難しく、広告の反応が冷え切っている業界でも驚異的なレスポンスを叩きだす。株式会社みんなのコピー代表取締役。