売れる広告のデザインとは?

印刷物の場合、レスポンス広告のデザインは、いかにも広告らしいものである必要はありません。

むしろ、有益な情報がたくさん載っている記事に見えたほうが、精読率は高まります。

というのも、読者の多くが、広告なんて読みたいとは思っていないからです。

度々説明しておりますが、広告には、【1】「読まないor見ない」、【2】「信じない」、【3】「行動しないor買わない」という読み手心理の3原則があります。

イメージ広告であれば、広告らしく、スタイリッシュでアーティスティックなデザインも、読者に鮮烈な印象を植え付ける上では良いでしょう。

しかし、広告からの直接のアクションを目的とするレスポンス広告では、まず、読者に、大量のセールスコピーをじっくりと読んでもらう必要があります。

すなわち、読者が読みやすいシンプルなデザインである必要があるのです。

その点を考慮すると、新聞や雑誌など、読み物として発達してきた「記事風のデザイン」が効果的なことは、言うまでもありません。

また、広告を掲載する雑誌や新聞、カタログなどの記事と、広告のデザインを同化できれば、読者は、記事の一つとしてその広告に吸い込まれていくメリットもあります。


感想文・推薦文の配置における、3つのポイント


もし、お客さまの感想文や、権威のある方たちから、あなたの商品やサービスについて推薦文をもらえたならば、どの部分に配置すれば良いのでしょうか?

この答えは、一つではありません。

キャッチコピーのすぐ下に掲載した方が良い場合もありますし、ボディコピーの途中、または、オーダーフォームの近くに掲載した方が良い場合もあります。

掲載場所を変えながらテストをして、その広告で最もレスポンスが良い位置を探すべきです。しかし、やみくもに掲載位置を変えてテストをしていては、効率がよくありません。

予め、どの箇所に配置すべきかを決めておけば、テストもスムーズに行えますので、以下の掲載箇所を基準にテストをされることを、お勧めいたします。

【ポイント1】 キャッチコピーの下
お客さまの写真がたくさんあったり、著名人の写真があるならば、アイキャッチ効果が得られます。

【ポイント2】 商品の効果、効能を訴求した後
商品の良さを証明する上で、効果的です。

【ポイント3】 オーダーフォームの近く
申し込み寸前で、判断に迷うお客さまへ、最後のひと押しをするための素材として効果的です。

【推奨書籍】
「ある広告人の告白」 デイヴィッド・オグルヴィ(著)
「売る広告」 デイヴィッド・オグルヴィ(著)
「売れる広告 効くメッセージ」 ケネス・ローマン / ジェーン・マース(著)


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大橋一慶

「売れるコトバ作りの専門家」。2002年からネット広告のベンチャー企業に入社して以来、大手ADSLプロバイダーの見込み客リストを10万件以上獲得するなど、多くのWEBプロモーションを成功させる。独立後はセールスコピーライターとして、1,000件以上の広告に携わり、年間10億円の売上に貢献するなど、ネット・紙媒体を問わず多くの案件を成功させる。なかでも「売りにくい商品を売ること」が得意で、学習塾、リフォーム、不動産、保険など、差別化が難しく、広告の反応が冷え切っている業界でも驚異的なレスポンスを叩きだす。株式会社みんなのコピー代表取締役。