数字を入れて、反応を高める方法

キャッチコピーに数字を入れると、読み手の注目度が高まると言われています。

なぜなら、以下の理由があるからです。

1. 数字は、文章の中で存在感があり、アイキャッチ効果が高い
2. 具体性があり、説得力が高まる
3. 読者に伝えたいことを、簡単にイメージさせることができる



そして、この原理は、キャッチコピーだけではなく、ボディコピーでも同じです。

本当なのか?と思われたならば、実際に以下のコピーを見比べて下さい。

「満点」と「100点」

「全部」と「100%」

「ほとんど」と「98%」

「参加者全員が…」と「参加者37 人中全員が…」

「定価の半額!」と「定価9,800円が4,900円に!」

「大金が当たる!」と「100万円が当たる!」

「とても大きな国!」と「日本の10倍大きい国」

「その速度は、想像を絶する!」と「その速度は、1秒間で地球1周」

「何もせずに、あなたの貯金を、増やし続ける方法」と
「指一本動かさずに、あなたの貯金を、毎年100万円増やす方法」


など、例をあげればきりがありませんが、ご覧のように、数字は、読者の目を止めるだけではなく、説得力を持って、伝えたい内容を、具体的にイメージさせることができるのです。


ただし、数字を使う上で、注意点があります。

それは、読者がリアリティを感じられる、具体的な数字を使うことです。

数字は、一歩間違えると、信用しがたく、胡散臭いものになってしまいます。

たとえば、

「100人中、100人が、その効果を実感!」

と言われたら?

とてもじゃありませんが、信用できませんよね。

世の中、100%という言葉ほど、胡散臭いものはありません。

では、

「100人中、93人以上が、その効果を実感!」

と言われると、とてもリアリティがあり、信憑性が一気に高まります。

たとえ、あなたの商品やサービスが、本当に100%の満足をいただいていたとしても、
意図的に「98%以上」のような表現に変えることをお勧めいたします。

嘘の数字を使ってはなりませんが、100%は、98%以上でもありますし、80%以上でもあります。

事実を捻じ曲げない形であれば、数字は、より具体的になるように訴求しましょう。

また、具体的な数字であっても、読者の許容範囲を超える数字はよくありません。

たとえば、「売上を250倍にする、コピーライティング術」と言われたら?

真面目に勉強している人や、経験がある人ほど「ありえない」と思うでしょう。

しかし、「売上を2.5倍にする、コピーライティング術」と言われたら?

それでも、信用しがたいかもしれませんが、コピーの勉強をしている人や、経験がある人ならば、事実、ありえる数字だと思えますから、読者が受け取る印象は変わります。

数字を使う場合は、ターゲットがイメージできる許容範囲を超えないよう、注意が必要です。

また、どれだけ数字が効果的とはいえ、一つの文章が数字だらけだと、とても読み難くなってしまいますので、ご注意ください。


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大橋一慶

「売れるコトバ作りの専門家」。2002年からネット広告のベンチャー企業に入社して以来、大手ADSLプロバイダーの見込み客リストを10万件以上獲得するなど、多くのWEBプロモーションを成功させる。独立後はセールスコピーライターとして、1,000件以上の広告に携わり、年間10億円の売上に貢献するなど、ネット・紙媒体を問わず多くの案件を成功させる。なかでも「売りにくい商品を売ること」が得意で、学習塾、リフォーム、不動産、保険など、差別化が難しく、広告の反応が冷え切っている業界でも驚異的なレスポンスを叩きだす。株式会社みんなのコピー代表取締役。