セールスコピーに必要な「10の要素」とその役割

セールスコピーは、キャッチコピーをはじめ、ボディコピーや、読み手の目を引く写真など、さまざまな要素の組み合わせで構成されています。

しかし、組み合わせとは言っても、ただ単純に各要素を入れれば良いものではありません。

それぞれの要素には、コピーを読ませるための「役割」があるのです。

読み手を夢中にさせるには、各要素が、しっかりと役割を果たさなければなりません。

では、各要素には、どんな役割があるのか?

順にご説明しましょう。

【要素1】 キャッチコピー

「読者の注意を引き、リードへと導く」


キャッチコピーの役割は、「読者の注意を引き、リードへと導く」こと。

なぜなら、キャッチコピーを読んでもらえなければ、それに続く文も読んでもらえないからです。

優れたキャッチコピーは、一瞬で読み手の心を掴み、リードコピーへとスムースに導きます。

【要素2】 リードコピー

「さらなる情報を提供し、キャッチコピーに説明を加える」


リードコピーの目的は、「読者に続きのコピーを読ませる」ことです。

リードコピーでは、キャッチコピーを補足する情報を伝え、さらに読者の興味を掻き立てます。

【要素3】 写真・図版

「読者の注意を引き、商品をより鮮明に提示する」


百聞は一見にしかず。

魅力的な商品の写真は、1万もの文字にも勝ります。

【要素4】 キャプション

「写真や図版を文字で説明する」


キャプションとは、写真や図版を説明するテキスト情報のこと。

写真を見た人の多くがキャプションに書かれている説明を一緒に読むことがわかっています。

【要素5】 ボディコピー

「商品やサービスに関する主な販売メッセージを伝える」


ボディコピーでは、活き活きと商品の魅力を伝えましょう。

情報の出し惜しみは厳禁。

読者に必要なアクションを起こさせるだけの長さが必要になります。

【要素6】 小見出し

「コピーを細分化し、威圧感を弱める」


小見出しを入れることで、ぱっと見の威圧感を減らすことができます。


【要素7】 ロゴ

「商品を販売する企業の名称を示す」


誰が商品を販売しているのか?

読み手に伝わるように、わかりやすい位置にロゴを入れましょう。

【要素8】 価格

「商品やサービスがいくらするのかを読者に知らせる」


商品やサービスの価格は、はっきりと明記しましょう。

【要素9】 注文方法

「クーポン、フリーダイヤルなどを用いた広告への応答の仕方を知らせる」


読者にどんな行動をとって欲しいのか、はっきりと明記しましょう。

この要素は、たいてい広告の末尾にあります。

【要素10】 全体のレイアウト

「各要素を効果的に際立たせるグラフィックデザインを用いて、広告の外観全体を整える」


自然な目線の動きで、それぞれの要素が読めるかチェックしましょう。



以上、セールスコピーに必要な「10の要素」とその役割についてご説明しました。

しかし、成功している広告にも色々なパターンがあるため、この方法が絶対というわけではありません。

効果の高い広告を作る際のアイデアとして、ぜひ、参考にしてみてください。


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大橋一慶

「売れるコトバ作りの専門家」。2002年からネット広告のベンチャー企業に入社して以来、大手ADSLプロバイダーの見込み客リストを10万件以上獲得するなど、多くのWEBプロモーションを成功させる。独立後はセールスコピーライターとして、1,000件以上の広告に携わり、年間10億円の売上に貢献するなど、ネット・紙媒体を問わず多くの案件を成功させる。なかでも「売りにくい商品を売ること」が得意で、学習塾、リフォーム、不動産、保険など、差別化が難しく、広告の反応が冷え切っている業界でも驚異的なレスポンスを叩きだす。株式会社みんなのコピー代表取締役。