時短訴求でレスポンス2倍!キャッチコピーの書き方

反応の良いキャッチコピーには、多くの場合、共通した要素が含まれています。

もし、この要素を、意図的にキャッチコピーに取り入れることができれば?

あなたの書いた広告は、もっとレスポンスが高くなるでしょう。


Q. レスポンスを高める要素とは?


それは、「時間短縮」の訴求です。
※以降は、「時短訴求」という言葉を使います。

「時短訴求」とは、簡単に言うと、
ターゲットの欲求を、短時間で叶える訴求のこと。


たとえば…

「レンジで3分、あったかご飯」
(インスタントライス)

「3分でごちそうが作れる、魔法のレシピ集」
(レシピ本)

「1日たった5分!理想のモテボディを手に入れる方法」
(トレーニング本)

「60分コースで、この小顔効果!」
(エステサロン)

「150社の料金比較が1分で完結!」
(引越しサービス 料金比較サイト)

「その日の内に、商品をお届けします」
(大手家電量販店)


など、様々なものがありますが、「時短訴求」は、
あなたも、これまで何度も目にしたことがあるはずです。

実際、私は、ある商品で、時短訴求があるキャッチコピーと、
無いキャッチコピーのレスポンスを知る機会があったのですが、
時短訴求のあるキャッチコピーのほうが、約2倍のレスポンスを叩きだしました。

つまり、時短訴求は、とても効果があるということ。

「短い時間で目的を成し遂げたい!」という欲求は、
人間が持つ非常に強い欲求なのです。

しかし、注意点が必要です。

時短訴求であれば、何でも良いということではありません。


Q. 失敗する時短訴求と、成功する時短訴求の違いとは?


キャッチコピーに時短訴求を取り入れて、レスポンスを高めようと思うならば?

以下、2つの条件を満さなければなりません。


1. ターゲットにとって、魅力が感じられる範囲の時間短縮であること。

たとえば、今すぐ英語力をアップしたい人に、
「たった3年で、英語が話せるようになる!」と訴求して、
興味を持ってもらえるでしょうか?

時短訴求をする場合は、ターゲットが「え!ほんとに!?」と
興味を持ってしまうような範囲で、短縮できる時間を訴求すべきです。


2. 事実と異なる時短訴求はNG。

ようするに、「ウソは通用しない」ということ。

もし、あなたの商品やサービスが、これまでの常識を覆す特徴を持ち、
これまでにない時間短縮を、ほぼ100%実現できるのなら問題ありません。

強烈な時短訴求を使ったキャッチコピーで読者の注意を掴み、時間短縮できる理由を、
ボディコピーで証明すれば、お客さまは、あなたの商品を買わずにいられないでしょう。

しかし、ターゲットの興味を掴みたいあまりに、
商品が約束できないような時短訴求をするのは逆効果です。

キャッチコピーで注意は掴めても、お客さまは商品を買ってくれません。

なぜなら、お客さまの頭には、「本当か?」という疑いが残り続けるからです。

もし、ボディコピーで、あなたの商品が時短できる理由を上手に説明し、お客さまの疑いを晴らすことができても、商品がその時短訴求を実現してくれなければ、返品の山を築いてしまうだけ。

「だまされた!」と怒ったお客さまは、もう二度とあなたから商品を買ってくれません。

さらに、誇大広告として、訴えられる可能性も…。

時短訴求は、とても効果的ですが、使い方を間違えると危険な諸刃の剣です。

時短訴求を使用する場合は、必ず、事実からネタを引っ張るよう注意しましょう。

それでは、今回の話をまとめます。



A. 時短訴求で、レスポンスを高める方法とは?

■「時短訴求」とは、ターゲットの欲求を、短時間で叶える訴求のこと。
■ ターゲットにとって、魅力が感じられる範囲の時間短縮であること。
■ 事実と異なる時短訴求はNG。


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大橋一慶

「売れるコトバ作りの専門家」。2002年からネット広告のベンチャー企業に入社して以来、大手ADSLプロバイダーの見込み客リストを10万件以上獲得するなど、多くのWEBプロモーションを成功させる。独立後はセールスコピーライターとして、1,000件以上の広告に携わり、年間10億円の売上に貢献するなど、ネット・紙媒体を問わず多くの案件を成功させる。なかでも「売りにくい商品を売ること」が得意で、学習塾、リフォーム、不動産、保険など、差別化が難しく、広告の反応が冷え切っている業界でも驚異的なレスポンスを叩きだす。株式会社みんなのコピー代表取締役。