みんなのコピーの大橋です。
わたしはいま、激しく怒っています。
ちょうどこんな感じです。
なぜ、わたしが、こんなにも怒っているのか?
その理由は、この記事を読んだ人から「大橋さんって、スパムメールの業者なんですか?」と言われたから。ハッキリ言いましょう。わたしは、スパムメールの業者ではありません。
でも、メールを開封させるスキルは、スパムメールの業者以上です。
この記事では、弊社がこれまでに実践してきたメルマガやステップメールで、開封率の高かった件名を15個お伝えします。この記事を読み終えたあと、あなたはこう思うでしょう。
「やっぱり、大橋さんはスパム業者なんですねo(^▽^)o」
「メール墓場」でがんばるあなたへ
近年、メルマガ広告は「死んだ媒体」と言われるようになりました。
また、ステップメールも、昔に比べるとレスポンスが落ちたと言われています。わたしは、レスポンス広告業界で10年以上働いてきましたが、これは事実でしょう。
ですが、多くの企業がメール墓場でゾンビのように、しつこく頑張っています。かわいそうに。ムダな努力とはいいませんが、もし、あなたが下記のような件名を使っているならば?
あなたのがんばりは、このままだと報われないでしょう。
お客さんは、毎日、膨大な数のメールを受信しているわけです。そんな中、いかにも広告臭いメールを見るわけがありません。お客さんはヒマじゃないのです。
わたしのメールボックスにも、毎日100通以上のメールが届きます。ですが、件名をサッとみて、広告っぽいものは、すべて10秒以内にゴミ箱行き。
間違えて、取引先からのメールさえ捨ててしまうほどスピーディです。
ちなみに、今朝、わたしが削除したメールはご覧のとおり。
あぁ、このメールがすべて「申込」のメールだったらなぁ…
でも、弊社も、未だにお客さんへメールを送っています。
何を隠そう、わたしも、メールゾンビなのです。
だって、
メールでレスポンスを得るには「件名」が一番重要
広告でキャッチコピーが一番重要なことは、みなさん知ってのとおり。
知らないならば、1日会社を休んで、みんなのコピーの記事を読むべきです。もし、みんなのコピーを知らなければ、あなたは、もう、この記事を読まないほうが良いでしょう。
キャッチコピーがダメだと、お客さんは、その広告を読みません。メルマガやステップメールでは、「件名」がキャッチコピーになるのです。読み手は「件名」を見て、そのメールが読むに値するかを一瞬で判断します。
つまり、件名がよければ、一瞬で読み手の心を奪えるということ。メールが死んだ媒体と言われる今の時代でも…。たとえ、あなたのメールリストが死にかけていたとしても…。件名が刺されば、開封率はアップします!
では、具体的にどのような件名にすればよいか?今から、弊社が実践してきたメルマガやステップメールで、開封率が高かった件名を15個ご紹介いたしましょう。
各件名の下には、メールに設置したリンクのCTRを書いています。ですが、その時のメール配信数や、送ったリストのジャンルでもレスポンスが変わるため、あまり参考にしないでください。15個の件名は、すべて効果が高かったと思ってもらってけっこうです。(ちなみに、すべてPCによるメールです)
ですから、CTRを見て、
「な~んだ、オレの書いたメールの方が反応いいじゃん。」
「ムムッ!ツッコミどころを発見したぞ!」
「よし、自慢するためにフェイスブックでシェアしよう。」
なんて思わないでください。
「おれって勉強してるだろう?」
「おれって意識高い系でしょ?」
「おれの優秀さを、見るがよい!」
というアピールのために、フェイスブックでシェアするのはOKです。
きっと、あなたが好きな人から「いいね!」をもらえるでしょう。
(でも、その「いいね!」は、98%の確率で社交辞令ということをお忘れなく)
【開封率がヤバかった件名15選】
メルマガやステップメールで即使えます
1.「どうせ見ませんよね?」
CTR 21.7%
読み手をイラッとさせる確率 50%
※ポイント
「広告メールは読まれない」。この状況を逆手にとった件名です。リストがメールに飽きてきて、読む気ゼロの心理を直撃し、「なんじゃこれ?」と思わせる狙いがありました。結果は大成功。ただし、この件名が使えるのは1回限りでしょう。「どうせ見ませんよね?」「どうせ見ませんよね?」「どうせ見ませんよね?」と繰り返しメールを送ってしまうと、お客さんは、本当にメールを見なくなります。
2.「お疲れ様です」
CTR 14.7%
疲れていない人が読む確率 38%
※ポイント
非常に、セコイ件名ですが効果抜群。知り合いからのメールのように見せて、開封させる技術です。ちなみに、この件名も二回目は通用しません。「お疲れ様です」「お疲れ様です」「お疲れ様です」と繰り返しメールを送ってしまうと、お客さんは、あなたのメールに疲れてしまいます。
3.「○○さんへ、最後のご案内です」
※○○の部分は、お客さんの名前を挿入
CTR 20.34%
慎重でマジメな人を困らせる確率 29%
※ポイント
何かのキャンペーンを実施したときに効果的な件名。キャンペーン最終日には、わたしは、必ず、この件名を使います。すると、買おうかどうか悩んでいた人がメールを読んでくれ、キャンペーン最終日の売上がググッとアップします。買おうかどうか悩んでいるお客さんの背中を、ドカンと蹴り飛ばしたい、アメリカンでパワフルなあなたにオススメの件名ですね。
4.「重要なご連絡」
CTR 29.36%
忙しい人をガッカリさせる確率 17%
※ポイント
シンプルですが、これも威力抜群です。その理由は、広告か業務連絡かを、一瞬で判断できないからです。ちなみに、これは多くの会社さんがやっていますが、まちがっても、下記のような件名にはしないでください。
重要なご連絡【今なら○○が30%オフ】
売り込み臭くて、誰も読まなくなります。ただし、優良顧客には効果的な件名となります。
5.「本年もよろしくおねがいいたします」
CTR 9.07%
日本人が読む確率 80%
※ポイント
まぁ、この件名が毎年開封されるのは、知り合いからの年賀挨拶に思われるのか、もしくは、正月がヒマだからでしょう。しかし、年始にプロモーションする場合は、件名はコレで決まり。
6.「○○さん、大橋です」
※○○の部分は、お客さんの名前を挿入
CTR 16.38%
合コンばっかり行っている人が読む確率 49%
※ポイント
「あれ?この人誰だっけ?」と思わせる件名です。バカみたいな件名ですが、これも効果抜群。いかにもプライベートな連絡に見えるため、開封してしまいます。女子っぽさがだせれば、男子の開封率を高めることができると思うのですが、その方法は、いま模索中です。
7.「廃業に伴う重要なご連絡」
CTR 43.1%
人の不幸話が好きな社長を動かす確率 80%
※ポイント
これを使えるタイミングは、そうありません。ですが、弊社は個人事業主を廃業し、法人化するときこの件名を使いました。すると、普段、連絡してくれない取引先が、件名を見ただけで電話をしてくるなど、これまでにない強烈なレスポンスを得ました。この件名を使いたいならば、ぜひ、いちど廃業してください。
8.「大橋です、お久しぶりです」
CTR 12.08%
合コンばっかり行っている人が読む確率 49%
※ポイント
これも「あれ?この人誰だっけ?」と思わせる件名です。いかにもプライベートな連絡に見えるため、開封してしまいます。久々に配信するリストには、非常に効果的です。これも、女子っぽさがだせれば、男子の開封率を高めることができると思うのですが、出会い系のスパムメールみたいになりそうなので、やめておきましょう。
9.「重大発表【緊急】」
CTR 50.37%
「どうせ…」と思いながら開封する確率 88%
※ポイント
何かのキャンペーンをスタートする時、わたしは、だいたいこの件名を使います。ベタですが、多くの人が開封します。おそらく、売り込み臭さがありながらも、読まないと損をしてしまう雰囲気があるからでしょう。ちなみに、毎週、毎月新商品をリリースするような会社さんには向いていない件名です。「重大発表」「重大発表」「重大発表」と繰り返しメールを送ってしまうと、お客さんは、あなたのメールに重大さを感じなくなるからです。
10.「だからオファーなんだよバカ!」
CTR 9.25%
「○ン・ケネディ」が好きな人が読む確率 51%
※ポイント
これは、ある有名マーケッターの書籍に書いてあった言葉です。読み手を挑発する件名は、開封率が高いです。ただし、こういった挑発系の件名は、年に1回使うのがベストでしょう。「バカ!」「バカ!」「バカ!」と繰り返しメールを送ってしまうと、お客さんは、あなたに殺意を抱きます。
11.「みんなのコピーが【ヤフーニュース】に掲載されました」
CTR 9.81%
みんなのコピーを忘れかけている人が読む確率 31%
※ポイント
この件名が良かったのは、意外性が高かったから。「はぁ?なんで、こんなそよ風で吹っ飛びそうな、チンケな零細企業がヤフーに?」と思われたからこそ、開封率が高かったのでしょう。
12.「【無料】バカ売れキャッチコピーのテンプレート厳選11種」
CTR 9.72%
とにかく無料が好きな人が読む確率 12%
※ポイント
めちゃくちゃ売り込み臭い件名ですが、効果はありました。単純に、読み手が欲しいものを、アホみたいにお得な条件で提案したからです。しかし、この手の件名は、多くの場合失敗します。価値の高いものを無料で提供するのが大前提。
13.「『DJポリス』から学ぶ説得術」
CTR 7.57%
ポリスが読む確率 3%
※ポイント
話題沸騰の言葉をいれると、メールの開封率はアップします。時事ネタと絡む手法は、広告では常套手段です。ちなみに、このメールで紹介した弊社のブログ記事が、取引先に無断でパクられるという、想定外の事件が起こった思い出深いメールです。
14.「○○さんへ【コピーの教科書をプレゼント】」
※○○の部分は、お客さんの名前を挿入
CTR 20.26%
やっぱり無料が好きな人が読む確率 11%
※ポイント
これも、売り込み臭さが、かすかに香ります。ですが、読み手が欲しいものを、無料で提供する件名は、それなりに効果があります。ただし、やりすぎると、無料にしか反応しないお客さんを増やすことにもなるので、ご注意ください。
15.「○○さん、これがアンケートの結果です」
※○○の部分は、お客さんの名前を挿入
CTR 11.99%
アンケートに答えていないのに読む確率 15%
※ポイント
なぜだか、多くの人がアンケートの結果を知りたがります。アンケートに答えたことがない人でも、開封するなんて、不思議ですよね。みんな、隣人の暮らしが気になっているのでしょう。
まとめ
ここまで、効果の高かった件名をお伝えしましたが、共通するポイントに気づきましたか?もし、次回、メルマガやステップメールを作るならば、ぜひ、以下の点にご注意ください。
2. プライベートの連絡のように見せる
3. なるべく短く(長いだけで読む気が失せる)
4. 「無料」&「お客さんが欲しい物」ならば、売り込み臭くてもOK
5. 読み手を挑発するのも、たまにはOK
6. 意外性を持たせる
7. 時事ネタにのっかる
また、あなたのビジネスによりますが、BtoCならば差出人は個人名にしたほうが、広告ぽく見えなくてオススメです。個人からの連絡のように見えたほうが、開封率はアップします。
もし、あなたのビジネスが、BtoBならば個人名&社名が良いでしょう。取引先からの連絡のようにみえますから、開封率がアップします。
以上となりますが、仕事でメルマガやステップメールを使う人は参考にしてみてください。
そして、そういった仕事に無縁な人は、こんな件名のメールにダマされないように(笑)(でも、みんなのコピーからのメールは、必ず見てね!)
大橋一慶
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