集客って難しいですよね。
私も、これまで1,000件以上の集客をお手伝いしてきましたから、その難しさはよく知っています。でも、ちょっとしたことを変えるだけで、ガツンと数字がアップすることもありました。
今回は、私が多くのクライアントの集客をサポートするうえで、「すぐに効果がでた17の集客アイデア」を、わかりやすくお伝えします。
リスティング広告やフェイスブック広告、ブログなどのWEB集客、チラシやDM、FAXなどを使った集客など、やり方は関係ありません。
集客で重要なのは「アイデア」です。
別の言い方をすれば「いかにして、他社より選ばれる理由を作るか?」ということ。選ばれる理由が弱いと、どんな広告をしても、どんなマーケティングをしても、どんなコピーを書いても、お客様は集客できません。
つまり、この記事でお伝えする「今すぐ試したい17の集客アイデア」は、他社よりも選ばれる方法ということですが、競合が多くて悩んでいる方には特にオススメ。
ぜひ、「これできそうかも!」という集客アイデアから取り入れてみませんか?
今すぐ試したい集客アイデア①「ターゲットを絞って専門特化」
もし、集客に成功したいならば、ターゲットを絞り込んでください。
多くの専門家が口をそろえて言っていることですが、これは本当に効果があります。
ポイントは「おもいっきりの良さ」。
これまで1万人をターゲットに集客していたならば、特定の3,000人だけをターゲットに設定する。そして、特定の3,000人が無視できない提案を作り、集客するのです。
たったこれだけで、集客効果は劇的に変わります。
「いやいや、ターゲットをそんなに絞ったら、お客様が減るでしょ!」と思ったかもしれませんね。実際、ほとんどの方が「ターゲットの絞り込み=顧客減少」と考えますが、現実は真逆。
ターゲットを絞れば絞るほど、あなたの会社を選ぶお客様は増えます。
チラシ5万枚で反応10件という結果が、チラシ1万枚で反応30件のような結果に変わるのです。つまり、コストをおさえながらもっと集客できるようになります。
その理由は2つ。
理由①「広告が無視されなくなる」
基本的に、広告はお客様から無視されるものです。しかし、読み手を絞り込んだメッセージを掲載すると、そのターゲットから高い確率で見てもらえるようになります。なぜなら、人は、自分自身について一番強い興味をもつから。「え?わたしのこと?」と思った時点で、お客様は、そのメッセージを無視できません。この反応を、心理学で「カクテルパーティー効果」と呼びます。理由②「ターゲットが求めるものを、ドンピシャで提供できるようになる」
たとえば、「今日は、どうしてもサンマの塩焼きが食べたい」と思っているAさんがいたとしましょう。夕ご飯時、街を歩いていると、2つの定食屋を見つけました。ひとつは、「安い!おいしい!ボリューム満点!」と看板に大きく書かれた定食屋。もうひとつは、「サンマの塩焼き専門店」と看板に大きく書かれた定食屋。Aさんは、どちらを選ぶでしょうか?答えは言うまでもありませんよね。おなじ定食屋でも、ターゲットを絞り込み、彼らが欲しいものを提案することで、狙ったターゲットから高い確率で選ばれるようになるのです。どのビジネスでも競合が増え続ける今、お客様は「自分にとってどこが一番良いのだろう」と悩んでいます。
ターゲットを絞り込むと、そんな彼らが本当に求めていることを正確に予測でき、「あなたが欲しいものは、他ではなくここにあります」「私たちを選ぶのが最高の選択肢です」と伝えることができるのです。
ターゲットを絞り込んでいないと、けっきょく「どうせ、どこもおなじでしょ?」と思われて、価格や条件の良い会社にお客様を奪われるだけ。
この話がまだ信用できないあなたのために、1つの事例をお伝えしましょう。
弊社が集客をお手伝いした学習塾の事例です。その塾は、生徒が集まらずに悩んでいました。チラシをやっても、WEBをやっても、何をどうやっても生徒が増えません。しかし、ターゲットを地元の一校に絞り込んで、チラシを作りました。
チラシで案内したのは「○○校専門の定期テスト対策講座」。これまでターゲットにしていた学校を思い切って削除し、狙った1校の保護者が確実に振り向く提案を作りました。母数の70%をあきらめたて、腹をくくったのです。
その結果、こうなりました。
ちなみに学習塾は、競合が増え続け、お客様(子どもの数)が減り続ける非常に集客が難しいマーケットです。
しかし、ターゲットを絞り込むこの集客法は、他の100軒以上の学習塾でも証明されました。以下は、結果をだした学習塾様からいただいたご感想の一部です。
ターゲットの絞り込みが、とても重要な集客アイデアということを、ご理解いただけましたか?ただし、注意点があります。ターゲットを絞り込むときは、この3つに気を付けましょう、
※ターゲットを絞るときの注意点
1、絞込み過ぎないコト(もし反応が極端に減ったら、少しずつ拡大)2、他社と似たような絞込みにしないこと
3、絞り込んだターゲットが振り向く提案を考えること
今すぐ試したい集客アイデア②「保証を付ける」
もし、たった1つの条件を加えるだけで、爆発的に集客できるようになったら?
「そんな都合の良い話、あるわけない」と思ったかもしれませんが、今からお伝えする集客アイデアは、一瞬で売上がひとケタ変わってしまうほどの可能性を持ちます。
それは「保証を付ける」集客アイデア。
「成果保証」「満足保証」など、いろいろありますが「何かの約束を果たせなければ、お金を返す(お金をもらわない)」という保証を付けるのです。この集客アイデアは、他社の多くが強烈な保証を付けていない状況で、大きな集客効果をもたらします。
つまり、通販のように返金保証があたりまえになっている業界では、それほど効果が得られません。しかし、保証が浸透していない業界では、おどろくような効果が得られます。
たとえば、ライザップが短期間で急成長した事実(その後はさておき)は、あなたもご存知でしょう。ライザップは、返金保証が一般化していなかったフィットネス業界で「効果が実感できなければ全額返金」という保証を目立たせ、一気に注目を集めました。
また、保証の効果を語るうえで、ドミノピザの話は欠かせません。
今では世界的に有名なデリバリーピザのドミノピザですが、昔はアメリカの小さなチェーン店でした。しかし、当時、どこのデリバリーピザもやっていなかった「30分以内に届かなければ無料」という、超強力な保証を武器に、その名を一気に広めます。その後、ドミノピザは、全世界で7,000店舗、年商40億ドルの巨大企業になりました。(2004年のデータ)。
創業者のトム・モナハンは「ドミノピザの成長を語るうえで、このオファーは欠かせない」とおっしゃいます。裁判が原因で1993年以降このオファーは姿を消すこととなりますが、今でも人々の記憶に残る強烈なオファーです。
「でも、保証を付けたら損しませんか?」とおもったかもしれませんが、重要なのは、どちらが儲かるのか、やってみてから結果を知ることです。
これまでの経験から申しあげると、どのような商品・サービスでも、返金を要求するお客様は10%以下になります。そして、強烈な保証をつけると、集客効果が2倍近く変わることもめずらしくありません。
100人集客するのか?それとも、200人集客して、その内20人に返金するのか?どちらが儲かるかは、考えるまでもありませんよね。
ただし、保証を考えるときは、この3つに注意しましょう。
※保証を考えるときの注意点
1、わかりやすい保障にする(条件が細かすぎるのはNG)2、他社が導入していないときに始める
3、お客様が一番不安、不満に思うことをリカバーする保証にする
保証を付けるならば、お客様が「ええ!そんな約束しても大丈夫なの?」とおどろいてしまう約束をしましょう。
ちなみに弊社の取引先では、セミナー集客時に「ドタキャン保証」をつけるだけで、申込みが倍増したケースがあります。他にも、返金時の振込手数料を0円にするだけ売上が2倍になったケースがあります。
強烈な保証は、あなたが思っている以上に、集客に大きな影響をもたらすことを忘れないでください。
今すぐ試したい集客アイデア③「スピードを売る」
以前、弊社へお越しいただいた方から、おもしろい話を聞きました。
その方は、ゲームやCMなどの音楽を作るサウンドクリエイターです。この業界も競合が増え、安売り合戦が加熱しているそうですが、順調に仕事を増やしているサウンドクリエイターがいるとのこと。
その売れっ子クリエイターが打ちだしている他社との違いは、「24時間以内に必ず連絡する」という約束です。
一般的なビジネスマンからすると「たったそれだけ?」と思ってしまう約束ですよね。
しかし、話を聞くと、サウンドクリエイター業界では「連絡の遅さ」つまり、レスポンスの遅さが、多くのクライアントの悩みの種だそうです。
つまり「24時間以内に必ず連絡する」という約束は、音楽制作を依頼するものからすれば、かなり魅力的な条件ということ。
これは一例にすぎませんが「スピードを売る」集客アイデアは重要です。
たとえばオフィス用品の販売で有名な「ASKUL(アスクル)」は、「オフィス用品を明日お届けする」という、スピード感で他社との差別化に成功しました。
他にもアメリカ大手運送企業のフェデラルエクスプレス(FedEX)も、「アメリカのどこへでも必ず翌日までに書類を届ける」という約束で成功。
キャタピラー・トラクター(CAT)もおなじように、世界のどこでも48時間位に部品交換する、スピード感のある約束で成功しています。
1,200円カットで有名なQBハウスも、価格だけではなく、10分という時短が、多くの客さんの心をひきつけました。
これは、けっして大手企業だけの話ではありません。
わたしの知っている歯医者さんは「待ち時間0分」を約束することで、より多くの患者さんを集客することに成功しています。(単純に、完全予約制というだけのことですが…)
ちなみに、弊社も以前「24時間以内に広告の悩みを解決する」というサポートサービスをやってみましたが、かなりのお申込をいただきました。
「スピードを売る」集客アイデアですが、この3つの条件にあてはまる業界ならば、とても効果的。
※スピードを売る集客アイデアが効果的なケース
1、今すぐ何とかしたい人を対象としたビジネス2、対応の遅さや、待ち時間のストレスが慢性化している業界
3、値段よりもスピードが重視されるサービス(パソコン修理とか)
今すぐ試したい集客アイデア④「お試しを有料にする」
「お試し」は、今の時代、多くの業界で欠かせない集客アイデアです。
お客様に、商品やサービスの良さを体験していただいてから、正式にお申込いただくという集客アイデアですが、たしかに、この方法は効果的。
しかし、どこの会社も「お試し」を売っている業界ならば、注意が必要。なぜなら、お客様は「お試し」があたりまえとおもっており、それほどの価値を感じていないから。
他社とおなじではなく、他社よりも明らかに価値の高い「お試し」を用意する必要があります。そこでお伝えしたい集客アイデアがあります。
その集客アイデアとは、あえて「有料のお試し」にすること。
お試しと言えば、多くの方が「無料」をイメージしますが、そうではなく「低価格のお試し」にすることで、集客効果がアップすることはめずらしくありません。
実際、こんな事例があります。兵庫県の高級老人ホームの話です。彼らは、見込客の集客をするために、ランチ付きの見学会を無料で提供していました。一流シェフが作る、豪華なランチを堪能できる見学会です。
しかし、どれだけチラシを配布しても結果は最悪。誰も申込んでくれません。試しに彼らは、参加料を500円に設定しました。すると、あっという間に見学会が満席になったそうです。
なぜ、お試しを有料にすると、集客効果が高まるのか?
それは、価格には「品質表示機能」があるから。わかりやすく言えば「価格は、その商品やサービスの質を表現する」ということ。
どこもかしこも、お試しを売っている業界の場合、お客様の頭の中には、「無料=あたりまえ=たいしたことがない」という感情があります。しかし、あえて有料にすることで、他よりも価値のあるお試し商品として訴求できるのです。(もちろん「お試しの質」を高める努力も忘れずに)
また、お試しにすることで、「やる気の高いお客様が集まりやすい」「財布のひもを一度でも開くと、本商品を買いやすくなる」というメリットもあります。
注意点としては、お試しの範疇を超えた価格にしないこと。お試し価格は、お客様が痛みを感じない少額を設定してください。
今すぐ試したい集客アイデア⑤「バラ売りにする」
これもすぐに使える集客アイデアです。
もし、あなたが提供している商品やサービスを小さく分解できるなら?
「バラ売り」しましょう。お客様へ「小さな買い物」を提案するのです。お試しを有料にするアイデアと似ていますが、ちょっと違います。
お試し戦略は、一回で完了する商品やサービスを提供します。しかし、今お話ししている「バラ売り」は、下記3つの要素を満たした小さな商品を、お得な価格で提供すること。
※バラ売り商品に求められる要素
1、何度でも買える、何度でも利用できる商品やサービス2、それを使えば必ず何かの目的が果たせる商品やサービス
3、お客様が日ごろから必要としている商品やサービス
リピート性の高い小さなものを買い続けるお客様は、近い将来、あなたが本当に売りたい商品やサービスを申込むようになります。
その理由はシンプル。いざというとき、通いなれたお店に任せた方が安心できるから。
※バラ売りのメリット
1、将来的に、あなたのお客様になりそうな見込み客を集客できる2、あなたの商品やサービスの価値を体験してもらえる
3、リピーターに育成することができる(これが一番重要)
魅力的で小さな買い物を提案し、常連を増やす。とても地道な集客アイディアですが、どこの業界でも新規集客が難しい今、この考え方はとても重要です。
すぐに使える集客アイデア⑥「商品ではなく保守を売る」
たとえば、わたしがあなたに、こんな提案をしたとします。
30万円で、集客できるチラシを作ります。
簡単な修正なら1年間、無料で対応します。
30万円の制作料はいりませんので、
1年間、毎月25,000円を保守費用としてお支払いください。
保守費用とは、簡単な修正に対応する料金です。
これは一例にすぎませんが、あえて、商品やサービスを無料にして、メンテナンスやサポート、保証などの保守料金を定期的に徴収する方法は、優れた集客アイデアです。
なぜなら、この3つのメリットがあるから。
・メリット1「申込みのハードルが下がる」
つまり、まとまったお金を用意できないお客様でも、申込みやすくなります。
・メリット2「定期的な安定収入が見込める」
少額であっても、毎月定期的な収入が見込めるので、経営が安定します。「先月は売上が良かったけど今月はダメだ…どうしよう!」という悩みも減ります。
・メリット3「価格勝負からの脱却」
競合との価格勝負には終わりがありません。しかし、この集客アイデアならば、価格を下げることなく、お客様が申込みしやすいサービスを提供できます。
重要なポイントは、価値の高い保守サービスを用意すること。お客様にとって必要性が高い保守サービスを提供しなければ、意味はありません。つまり、まとまったお金を用意できないお客様でも、申込みやすくなります。
・メリット2「定期的な安定収入が見込める」
少額であっても、毎月定期的な収入が見込めるので、経営が安定します。「先月は売上が良かったけど今月はダメだ…どうしよう!」という悩みも減ります。
・メリット3「価格勝負からの脱却」
競合との価格勝負には終わりがありません。しかし、この集客アイデアならば、価格を下げることなく、お客様が申込みしやすいサービスを提供できます。
この集客アイデアですが、実は、多くの業界で応用できるものの、やっていない会社がほとんど。ぜひ、あなたのビジネスで活かせないか、考えてみてください。
今すぐ試したい集客アイデア⑦「急いでもらう」
この集客アイデアも即効性があります。
わかりやすく言えば、今すぐ申込むべき条件を設定するのです。
たとえば、「先着○名まで」「申込期限○月○日まで」「あと30分で受付終了」など…。よくテレビショッピングで見かける売り文句ですが、実はコレ、かなり効果があります。
なぜなら、「うわ~、この商品気になるなぁ。でも、また今度考えよう」というお客様を取りこぼさない集客が可能になるから。
こういった「買う手前まで来たけども、申込まないお客様」って、意外に多いものです。これまでの経験で言えば、1,000人中100人はいるとおもいます。
もったいないですよね?ちょっとした条件を加えるだけで、その100人があなたのお客様になるわけですから。それなのに、ほとんどの会社が、今すぐ申込むべき条件を設定していません。もしくは、正しく設定できていません。
よくあるのが、「今すぐお申込ください」というコトバだけで済ませてしまうケース。お客様へ今すぐ行動してもらうには、3つのポイントを満たした条件を設定する必要があります。
・ポイント1「条件を具体的に設定する」
「残りわずか」ではなく、「残り28名」ということです。
・ポイント2「急がなければならない理由を語る」
「残り28名」よりも、「200名限定の受付でしたが、3日で172件のお申込がありましたので、残り28名です」ということです。
・ポイント3「急ぐことで得られる特典を用意する」
「割引キャンペーンは200名限定の受付でしたが、3日で172件のお申込がありましたので、残り28名です」ということ。
チラシやランディングページなど、広告制作物では必ず、この3つのポイントに注意しながら「急いでもらう条件」を設定してください。それだけで、集客効果が大きく変わることがあります。「残りわずか」ではなく、「残り28名」ということです。
・ポイント2「急がなければならない理由を語る」
「残り28名」よりも、「200名限定の受付でしたが、3日で172件のお申込がありましたので、残り28名です」ということです。
・ポイント3「急ぐことで得られる特典を用意する」
「割引キャンペーンは200名限定の受付でしたが、3日で172件のお申込がありましたので、残り28名です」ということ。
ちなみに、あるホテル予約サイトでは、「今、○人が閲覧しています」「2分前に申込みがありました」のような情報がリアルタイム表示されますが、ああいう実況中継的な急がせ方は心を揺さぶられますよね。
今すぐ試したい集客アイデア⑧「お客様の顔を出す」
基本的に、お客様は売り手のメッセージを信じません。
しかし、お客様の声という、客観的証拠があると話は変わります。
「論より証拠」ということですね。
あなたとおなじように、ほとんどの人が、売り手のメッセージを鵜呑みにしません。売り手のメッセージが真実である証拠を求めます。
ただし、お客様の声だけをズラーッと紹介するのは、今の時代、たいした効果は得られないのでご注意ください。無いよりあったほうがマシというレベルです。
その理由は、証拠として信憑性に欠けるから。ウソの感想文と思われてしまうのです。
ところが、お客様の顔写真が掲載された感想文となると、その信憑性は一気に高まります。
あなたの商品やサービスの良さを証明する、動かぬ証拠として見られ、その効果は絶大。
実際、お客様の顔写真とお名前が掲載された感想文を、チラシやランディングページに10件加えるだけでも、集客効果は大きく変わります。
お客様の声のことを、専門用語で社会的証明というのですが、これまでの考え方だと、「社会的証明は質より量」と言われていました。これからの時代は「質を伴った量」が重要になるでしょう。お客様は益々かしこく、疑い深くなっているのですから。
もし、集客にお悩みならば、日ごろからお客様の声を収集するよう、努力しましょう。感想文だけではなく、お客様の顔写真や名前についても掲載許可もとりましょう。
地道な努力ですが、チラシやランディングページ、ホームページなどの広告に、顔写真付きのお客様の声がたった10件あるだけで、集客効果は大きく変わります。
20件あれば、世界が変わります。実際、弊社の取引先でも、社会的証明を効果的に使って売上を160%アップさせた事例があります。
今すぐ試したい集客アイデア⑨「流行に便乗する」
メディアで大きく紹介される「流行」には、常日ごろから注意しましょう。
なぜなら、すぐれた集客アイデアのヒントになることが多いから。
もし、流行していることと、あなたの商品やサービスと紐づけることができれば、短期間でおどろくような集客効果が期待できます。
たとえば、数年前「DJポリス」が、メディアで大きく報道されたのを覚えていますか?
わたしは、このとき、誰よりも早く、DJポリスのトークをコピーライティング的に分析した記事をブログに書きました。その結果、どうなったかというと、なんと、ヤフーニュースに掲載されたのです。(赤枠で囲った部分)
小さなリンクでしたが、その効果は想像以上でした。これまでに経験したことがない大量のアクセスが集まったのです。
ブログには、メールアドレスを登録すれば、コピーライティングが学べるセミナー動画をプレゼントする案内を掲載していました。そのため、短期間で、大量の見込客を集客できました。
何かの流行をキャッチした時、あなたの商品やサービスと紐づけられるかどうかを、常に考えましょう。この集客アイデアは、スピードが肝心です。他よりも先にやれば、大きな先行者利益が得られます。
また、「流行」は、世間一般で広く流行っているものだけではなく、あなたが身を置く業界で流行っているものでも問題ありません。
今すぐ試したい集客アイデア⑩「ベネフィットを伝える」
商品の良さや価値、メリットをしっかり伝えているのに集客が上手く行かない…。
このように悩む方は、本当にたくさんいます。結論から言うと、この悩みは何よりも先に「ベネフィット」を伝えることで解決できます。
「ベネフィット」とは、その商品やサービスを使うことで手に入る、嬉しい未来のこと。特徴やメリットではありません。
たとえば、ゴルフドライバーの場合…
※特徴、メリット
・新素材・カッコいいデザイン
・これまでにない機能
・有名プロも使用
・軽い、振りやすい
・壊れない
・流行の最先端
※ベネフィット
・飛距離が伸びる・まっすぐ飛ぶ
・スコアアップ
・コンペで勝つ
・打ちっぱなしで注目の的
・周りから褒められる
・打った瞬間、笑いがとまらない
リスティング広告やフェイスブック広告などのWEB集客、チラシやDM、FAXなどを使った集客など、どの集客法でもおなじです。
メッセージの主人公は、あなたの商品や会社ではなく、お客様のベネフィットにしてください。お客様が得る嬉しい未来を先に語り、それが叶う理由としてあなたの商品やサービスを語りましょう。
また、ベネフィットは具体的に表現してください。ベネフットの具体性は、それだけで他社との違いになりますし、お客様が申込む理由そのものになります。
特に、コンサルタントやコーチの方は、ベネフィットを上手く打ちだせていないケースが多いように思えます。実際、弊社と取引のある病院専門の経営コンサルタントで、こんな事例があります。
その方が使っていたセミナー集客のチラシは、こんなキャッチコピーでした。
※以前のキャッチコピー
利益が職員のモチベーションになる
ビジョンに導かれる
「キャッシュフロー経営」とは
しかし、わかりやすく、具体的なベネフィットを訴求するキャッチコピーに変えると、あっというまに50名満席となりました(しかも2回連続)。
※ベネフィットを伝えるキャッチコピーに変更
年間2億円以上の増収を実現している方法
ちなみに、「年間2億円以上の増収」は、このコンサルタントの実績であり、ウソでも誇張表現でもありません。彼はバツグンのベネフィットになるネタを持っていたのに、それを使えていなかっただけなのです。
ベネフィットを使いこなせるようになれば、集客効果が大きく変わります。見える景色が大きく変わります。
今すぐ試したい集客アイデア⑪「イチオシを作る」
商品バリエーションが多いビジネスの場合、注意が必要です。
バリエーションの多さゆえ、お客様を迷わせている傾向があるからです。
行動経済学や心理学では「決定回避の法則」と呼ばれることもありますが、人は、選択肢が多すぎると選べなくなることがわかっています。
なぜなら、選択肢が多いと、失敗したくない気持ちが強く働くから。つまり、最終的に「買わない選択」をしてしまうわけです。選択肢が膨大なケースで、即断即決できる人は非常に少数ということを覚えておきましょう。
では、たくさんの商品バリエーションがある場合、どうやってこの問題を解決するのか?それは、「これさえ申し込めば間違いない」というイチオシを作ること。
ただし、イチオシの理由がとても重要です。一番良い理由は「多くのお客様から選ばれている」という事実。売り手の個人的な想いではなく、このような客観的事実がイチオシの理由として最適です。
この点、ランキングなどは理にかなっています。わたしの知り合いに、たくさんの種類のベーグルを販売するパン屋さんがいました。
話を聞くと、店内に、売れ筋ランキング(1位~3位)ポスターを掲載すると、1位の商品が、これまでの数倍売れるようになったそうです。重要なのは、他の商品はいままでどおり売れて、1位の商品がもっとたくさん売れるようになったということ。
つまり、イチオシを作ることで、売上が伸びたのです。
今すぐ試したい集客アイデア⑫「ブログを正しく使いこなす」
「ワードプレスでブログを作って集客する」…いわゆるコンテンツマーケティングと呼ばれる集客法ですが、これも効果があります。費用もほとんどかかりません。
しかし、「ブログを更新し続ければ集客できる」「ブログの内容が良ければ集客できる」という考え方に偏った人が多いのも事実。
結論から申しあげると、それだけでは集客できません。
そもそも、ブログ集客はSEOの概念が必須。見込み客が検索するキーワードで、上位表示されるブログを作らなければ、聴衆が0人のステージで歌い続ける、悲しいミュージシャンになってしまいます。
もし、ブログで集客に成功したいなら、少なくとも下記の手順が必要です。
※ブログで見込客のアクセスを集める手順
ステップ1、ターゲットを絞り込むステップ2、ターゲットに合わせてブログのコンセプトを決める
ステップ3、ターゲットが検索するキーワードをリサーチ
ステップ4、検索キーワードに合致した内容の濃いブログを書く
ステップ5、定期的にブログを更新し続ける
このステップを踏めば、特定キーワードの検索結果で、あなたのブログが上位表示されるようになり、見込客のアクセスを大量に集めることができます。
弊社も、このステップでブログを作り、いくつかのキーワードで検索結果1位を取得しています。下記は「セールスライター」で検索したときのスクショです。
もし、ブログで集客したいならば、今回ご紹介した5つの手順を実践し、狙ったキーワードで上位表示されるよう努力しましょう。
ただし、アクセスだけを集めても意味はありません。ブログへアクセスした人たちの「顧客情報」を取得し、そこへ営業をかけることではじめて、集客が成り立ちます。
その方法は、次の集客アイデアでご紹介しましょう。
今すぐ試したい集客アイデア⑬「2ステップで集客する」
もし、商品やサービスをダイレクトに紹介して反応が得られないなら?
集客のステップを2段階にしてみましょう。
ファーストステップは、無料サンプルや体験など、お客様にとって魅力的でリスクがない提案を武器に集客します。
もし、税理士やコンサルタント、デザイナーなど、形のない商品を取り扱っているならば、
お客様にとって有益な情報をセミナー動画やレポート、e-bookにしてプレゼントするのが良いでしょう。
ファーストステップは、見込客を集客することだけに集中します。商品やサービスは売り込みません。
ブログなど、すでにそれなりのアクセス数がある媒体をお持ちならば、「○○をプレゼントするので、メールアドレスをご登録願います」という案内と登録フォームを目立つところに設置しましょう。(下の画像のような感じです)
リスティング広告で集客するならば、その魅力的な提案だけを徹底的に案内するランディングページを作って広告をしましょう。チラシやDM、FAXDMでも考え方はおなじ。商品やサービスを売らずに、見込客の集客だけに特化したクリエイティブにしましょう。
セカンドステップは、集客した見込み客へ、本当に売りたい商品やサービスを案内していきます。ポイントは下記3つに気を付けること。
1、お客様との信頼関係を築く
2、商品価値を教育する
3、最終的には魅力的なセールで売る
WEBから集客したのであれば、ステップメールを使って、自動的にお客様へアプローチする方法が効率的です。2、商品価値を教育する
3、最終的には魅力的なセールで売る
今回お伝えしたアイデアは、2ステップマーケティングと呼ばれており、すでに、多くの会社が実践し、成果を上げている王道の集客方法です。上手く行けば下記の流れが自動化するのでオススメです。
1、見込客の集客
2、商品価値の教育・信頼関係構築
3、商品購入
2、商品価値の教育・信頼関係構築
3、商品購入
今すぐ試したい集客アイデア⑭「3ステップで集客する」
「2ステップマーケティングは、すでにやっている」「でも、見込客が集まるだけで、その後の購入や申込みが増えない」このような悩みを抱える方は、めずらしくありません。
もし、あなたも似たような経験があるならば、この集客法がオススメです。
それは、2ステップを3ステップにする方法。
先ほどもお伝えしましたが、2ステップマーケティングは下記の流れで集客します。
・1ステップ 「見込客の集客」
無料サンプルや体験、価値の高い情報や資料など、お客様にとって魅力的でリスクがない提案を武器に見込み客を集客します。
・2ステップ 「見込客を新規客へ引き上げる」
集客した見込み客へ商品価値を教育し、売り手との信頼関係強化に努めます。最終段階では、魅力的なセールで、本当に売りたい商品やサービスへ申込んでもらいます。
2ステップ目が上手く行かない理由の多くは、商品の価格です。せっかく商品に興味を持ち、売り手を信頼し始めても、価格を理由にあきらめてしまうのです。無料サンプルや体験、価値の高い情報や資料など、お客様にとって魅力的でリスクがない提案を武器に見込み客を集客します。
・2ステップ 「見込客を新規客へ引き上げる」
集客した見込み客へ商品価値を教育し、売り手との信頼関係強化に努めます。最終段階では、魅力的なセールで、本当に売りたい商品やサービスへ申込んでもらいます。
これを突破するには、低価格の商品を用意し、まずは買ってもらうこと。面白いものですが、一度でも財布のひもを開くと、多くのお客様が、その次に進んでくれるものです。
2ステップ目が上手く行かないならば、もう1ステップ挟んで、3ステップで見込客を新規客に引き上げましょう。
※3ステップの流れ
1ステップ 無料オファーで見込み客の集客2ステップ 低価格オファーで購入体験
3ステップ 魅力的なセールで顧客に引き上げる
今すぐ試したい集客アイデア⑮「申込をカンタンにする」
既存客をターゲットに集客するなら、この方法がオススメです。
既存客は見込客とは違って、すでにあなたの商品を受け入れています。
そのため集客しやすいターゲットですが、DMを送っても、メールを送っても、なかなか反応してくれないと悩む方はめずらしくありません。
そんなとき、お試しいただきたいのが「申込をカンタンにする方法」。
DMで言えばわかりやすいかもしれませんね。通常、DMでは、お申込書と返信封筒、または、FAXでの申込書返信で申込を受け付けますが、その申込書を書く手間を省かせるのです。具体的に言えば、申込書にお客様の個人情報を埋めた状態でお届けします。
メールで特定のWEBページを送る際もおなじ考え方です。システムが必要ですが、お客様情報が予め入力された状態にしておきます。お客様は買い物をするには、WEBを読んで、申込みボタンを押すだけ。ほんとうに少しのことですが、これだけで集客効果は大きく変わります。
あなたが思っている以上に「興味はあるけど、申込むのがめんどう」という既存客は多くいます。
アマゾンは、この辺りの対策がスゴイですよね。既存客の買い物について、わずか数回のボタン操作で買い物ができます。
「申込みをカンタンにする」ということは、「買い物を楽にする」という集客アイデアの1つ。今回は、DMとLPの例を挙げましたが、他にも何かできないか?いろいろ考えてみてください。きっと、即効性の高い集客アイデアが見つかるはず。
今すぐ試したい集客アイデア⑯「支払方法を増やす」
支払方法が代金引換しかなかった通販サイトに、クレジットカード決済を導入するだけで売上が150%アップした…。長い間、マーケティングをしている方ならば、このようなケースに、何度も遭遇してきたことでしょう。
支払方法は、多いほど有利です。その理由は2つ。
理由1、電子マネーなど支払方法の多様化が急激に進んでいる
理由2、支払方法はお客様の習慣そのものだから。
普段から電子マネーを使わない人にとって、コンビニで小銭を払うのは普通です。しかし、普段から電子マネーを使ってコンビニで買い物をする人からすると、小銭を持ち歩くこと自体に、強いストレスを感じます。つまり、電子マネーが使えないコンビニには行きたくないのです。理由2、支払方法はお客様の習慣そのものだから。
「PiTaPa」や「Suica」などの交通系ICカードは、もっとわかりやすいでしょう。多くの方が交通系ICカードを使っていますが、「明日から切符で通勤しなさい」と言われたら、どれだけ多くの人が不満におもうでしょう?
この心理は無視できません。最先端の支払い方法を導入する必要があると言うことではなく、選択肢を増やしておくことが大切なのです。なぜなら、お客様によって「支払いの習慣」は異なるから。
実際、代引きやクレジットだけではなく、本来なら面倒な銀行振り込みを加えるだけで申込みが増えたケースもあります。
おなじ商品、おなじ価格の場合、支払方法で選ばれることは、めずらしくありません。多くのお客様が、ネットを使って他社とじっくり比較検討して購入する時代ですからね。彼らは、より自分に適したところで買い物をします。
また、高額商品の場合、クレジットカード決済の導入は欠かせません。近年では、高額な自費診療がクレジットカードで支払える歯科医院も増えています。
「この決済方法は必要ないだろう」と思っている場合、損をしているかもしれませんよ。
今すぐ試したい集客アイデア⑰「申込方法を増やす」
支払方法を増やす集客アイデアと似ていますが、少し違います。
わたしは、東京で複数の方とお会いする場合、貸し会議室を使います。昔は、東京駅直結のキレイな貸し会議室を使用していましたが、現在は使用しません。
その理由は、FAXでしか、申込みを受け付けていないから。「申込書をDLして、プリントアウトして、記入して、FAXを送る」という作業が、めんどうなのです。
そのため、今では、東京駅から徒歩3分の貸し会議室を利用しています。そこは、正直言ってあまりキレイではありませんが、WEBで空き部屋をチェックして、サクッと予約できます。とても便利ですよね。
しかし、これはあくまで一個人のケース。弊社のお客様では、いまだにWEBが苦手で、FAXや電話をメインの連絡手段にする方が多くいらっしゃいます。そういった方だと、逆にWEB予約はめんどうにおもうでしょう。
さて、ここまでの話で何が言いたいかというと、「申込み方法は複数あった方が良い」ということ。支払方法とおなじように申込み方法も、お客様によって習慣化しています。商品やサービスによって変わりますが、なるべく多くの申込方法を用意しておきましょう。
ちょっとしたことですが、集客効果がジワジワと変わります。
さいごに「集客で一番大切なこと」
この記事では、合計17の集客アイデアをお伝えしました。
どれも、効果実証済みなので、ぜひ、今すぐできることから試しましょう。
集客が上手く行かない一番の原因は、「悩むだけで何もしないこと」です。
これまで、多くの集客をお手伝いしてきましたが、成功している人は、誰よりもたくさんのことを試しています。つまり、集客において一番重要なのは、優秀なアイデアではなく「それをすぐに実行すること」。
経営学の神様と呼ばれる、ピータードラッカーも「起業家精神とは、気質ではなく行動である」と語りますが、集客においても行動は重要。
あなたにとって一番の先生は、有名なコンサルタントではありません。たくさんの行動から生まれる経験こそが、あなたにとって一番の師匠なのです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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大橋一慶
「売れるコトバ作りの専門家」。2002年からネット広告のベンチャー企業に入社して以来、大手ADSLプロバイダーの見込み客リストを10万件以上獲得するなど、多くのWEBプロモーションを成功させる。独立後はセールスコピーライターとして、1,000件以上の広告に携わり、年間10億円の売上に貢献するなど、ネット・紙媒体を問わず多くの案件を成功させる。なかでも「売りにくい商品を売ること」が得意で、学習塾、リフォーム、不動産、保険など、差別化が難しく、広告の反応が冷え切っている業界でも驚異的なレスポンスを叩きだす。株式会社みんなのコピー代表取締役。
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