【がんばる広告制作スタッフ】に教えてあげたい「コピーライティングを学ぶべき7つの理由」

「広告制作をスタッフに任せているが、レスポンスが良くない。」
「みんな頑張っているけど、これなら自分でやってしまったほうが早いかも…」


このように悩む経営者や、役職者はたくさんいらっしゃいます。私も会社員時代、WEBマーケティングの責任者として10名近くの部下を持っていましたが、同じ悩みを抱えたことがあります。でも、あなたは真剣に考えたことがありますか?

なぜ、広告やマーケティングに携わるスタッフの多くが、
あなたが過去に作ってきたような、レスポンスの高い広告を作れないのか?


その理由は、いくつか考えられますが、致命的なのは、コピーライティングのスキルが不足していることでしょう。ですが、ご心配なく。コピーライターとして独立し、現在、多くの方に、コピーライティングを教えるようになった今だからこそ、わかることがあります。

それは、コピーが書けないからと言って、スタッフは、決して能力や才能が乏しいわけではないということ。彼らは、コピーライティングの大切さや、学ばなければならない理由を、あなたほど理解できていないだけなのです。

コピーライティングは、一朝一夕で身に付くスキルではありませんから、あなたが、どれだけ優れたノウハウをスタッフへ教えることができても、本人に学ぶ意志がなければ、決してその本質に気付くことはできません。

ですが、コピーライティングを学ぶべき理由を正しく伝え、心の底から理解させることができれば、ほとんどのスタッフは、自らコピーライティングを学びはじめます。そして、見違えるように成長し、ガンガンとレスポンスの高い広告を作り上げてくれるのです。

今回は、あなたの部下や同僚に読んでもらうだけで、「コピーライティングって大切!」「ちゃんと勉強しないと…」と思ってもらえるコンテンツを作りました。

ぜひ、コピーライティングを勉強して欲しい身近な方に、
この記事のURLを送ってあげるか、フェイスブックで教えてあげましょう。



あなたがコピーを学ぶべき理由1

「あなたが今、この記事を読んでいることが、
コピーライティングを学ぶ必要性を証明している」


「あなたが今、なぜ、この記事を読んでいるのか?」

私は、あなたのような方がこの記事を読んでくれるよう、計算高くコピーを書きました。あなたの上司や同僚が、この記事をあなたに読ませたくなるよう、そして、あなた自身がこの記事を読みたくなるよう、あらゆるテクニックを駆使して、この記事を書いているのです。

このように、コピーライティングを学べば、文章で人の行動をコントロールできます。

つまり、あなたが会社から求められている売上目標などが、言葉の力で、もっと楽に達成できるようになるのです。「本当にそんなことができるのか?」と思われたなら、次の理由をお読みください。



あなたがコピーを学ぶべき理由2

「同じ商品でも“コピーを変えるだけ”で5倍以上も売れることがある」

あなたは、「思考の整理学(ちくま文庫)」という本をご存知ですか?お茶の水女子大名誉教授で、英文学者の外山滋比古氏が書いた本ですが、すでに、100万部を突破しているミリオンセラーブックです。実は、この本がバカ売れし始めたのは、出版から20年以上経った後なのです。

出版後20年間の累計は17万部。それが、2007年から、たった2年で100万部を突破します。その理由は「言葉の力」にありました。「思考の整理学」が爆発的に売れ始めたターニングポイントは2007年。ある書店の店員が「思考の整理学」の販売コーナーに、こんなキャッチコピーを書いたPOPを取り付けました。

それは…、「もっと若いときに読んでいれば。そう思わずにはいられませんでした」というキャッチコピー。たったこれだけで、20年間で累計17万部だった「思考の整理学」は中高年層の興味をとらえはじめ、徐々に販売数を伸ばし始めます。そして、その噂を聞いた出版社が同じキャッチコピーを帯に付けはじめました。すると「思考の整理学」の販売数は爆発的に伸び、1年半で累計51万5,000部に!

そして、2009年の2月。再び新しいキャッチコピーをつけることで「思考の整理学」は、さらに販売数を伸ばします。あなたも、書店で見たことがあるかもしれませんが、そのキャッチコピーは「東大・京大で一番読まれた本」です。このキャッチコピーに変えてから、さらに「思考の整理学」は販売数を伸ばし、遂に100万部を突破するのです!

「思考の整理学」は新書ではなく、20年以上も前に文庫化された本です。そんな古い本がいきなり売れるなんて、これまでの出版業界では考えられないことでした。これは一例にすぎませんが、言葉の力を舐めてはいけません。あなたも、コピーライティングを正しく学べば、あなたの頭脳で、会社にたくさんの利益をもたらすことができます。つまり、あなたは、もっと会社から評価される人材になれるということです。



あなたがコピーを学ぶべき理由3

「広告の読み手(お客さま)は、あなたの友人やお母さんではない」

いつもあなたの話を聞いてくれる親友や家族、恋人。残念ながら、広告の読み手は、まったく逆の存在です。誰も、あなたの話を聞こうと思っていません。あなたのセンスや感性にも興味はありません。「そんなはずはない!」「私のコピーは、人を惹きつけることができる!」と思われたならば、思い出して欲しいことがあります。

今日、あなたは会社に来るまで、いくつの広告を目にしたでしょうか?

テレビCMや看板、電車内の広告、チラシ、ネット広告など、いろんな広告があったはず…。あなたは、その中で、いくつの広告を覚えているでしょうか?いくつか思い出したならば、さらに考えてみてください。

あなたは、会社に来るまで、いくつの広告を無視したでしょうか?あなたが見向きもしなかった広告の方が、圧倒的に多かったのではないでしょうか?お客さまも、同じ感覚であなたが作った広告に接触します。

広告界の偉人「マックスウェル・サックハイム」は、次の格言を残しています。

1. お客さまは広告を読まない(見ない)
2. お客さまは広告を信じない
3. お客さまは広告を読んでも行動しない(買わない)


つまり、あなたの書いたコピーは基本的に読まれないとお考えください。では、どうすれば、お客さまから広告を読んでもらえるか?この問題を解決する技術が「コピーライティング」です。コピーライティングを学ばなければ、あなたがどれだけ時間をかけて考えた広告も、お客さまから注目されることはありません。世の中、そんなに甘くないのです。


あなたがコピーを学ぶべき理由4

「お客さまは、あなたが考えているほどバカではない」

お客さまは、とても賢いものです。あなたと同じように、慎重に検討してから購入や問合せをします。たとえば…、

・他社と比べて価格は安いか?
・自分が求めるクオリティを満たした商品か?
・本当に、いまの自分に必要な商品か?
・この商品を買って、損をしないだろうか?
・他にもっと良い商品はないだろうか?


など、いろんなことを検討し、お客さまはその商品を買うかどうかを決めます。希に、商品写真と値段だけの広告で売れるケースもありますが、これは、商品ニーズとお客さまの欲求が、強烈に高い場合だけと考えてください(めったにないケースです)。つまり、広告のレスポンスをアップさせるには、広告文章で、お客さまが思う「買わない理由」を解消し、「買うべき理由」を適切に伝えねばなりません。

では、具体的にどんな内容を、どのように伝えるべきか?コピーライティングを学べば、あなたは、その答えを知ることができます。つまり、コピーライティングを学べば、あなたは、もっと売れる広告を作れるだけではなく、もっと短時間で、仕事を片付けられるようになるのです。暗闇の海に向かって船を漕ぎ出すような、ムダな努力は必要ありません。



あなたがコピーを学ぶべき理由5

「会社があなたに期待する結果は、素晴らしい作品を作ることではない」

あなたは、会社からどのような結果を期待されていますか?
クライアントから、どのような結果を求められていますか?

それは、広告を通じて売上を作ることや、集客に成功することではないでしょうか?決して、あなたが書いたコピーが文学的に優れていたり、広告がアート作品として優れていることではないはず。会社やクライアントは、あなたの芸術活動を支援するために、お金を払っているのではありません。より多くの利益を得るために広告へ投資しているのです。

もし、あなたが、自分の感性を活かした芸術的な広告を作りたいのであれば、それは筋違い。会社やクライアントは、あなたの広告を芸術作品として売るのではなく、広告で案内する商品やサービスを売りたいのですから。

つまり、あなたに求められるスキルは、たった一つ。広告を優れた営業マンに仕立てること。ジョン・E・ケネディという、有名なコピーライターが残した「セースルマンシップ・イン・プリント」という言葉があります。これは、「広告は印刷された営業マン」という意味です。

では、どうすれば、広告を優れた営業マンにできるのか?その秘訣は、コピーライティングを正しく学ぶこと。注意すべき点は、イメージ広告ではなく、ダイレクトレスポンス広告のコピーライティングを学ぶことです。



あなたがコピーを学ぶべき理由6

「あなたの思いつきは、多くの場合“的ハズレ”である」

「いいコピーを思いついた!」
「これならイケそう!」


このように感じた時ほど、注意が必要です。私にも経験がありますが、パッと思いついたアイディアほど危険なものはありません。新しいアイディアがでたときは、気分が高揚しており、「これなら間違いないだろう!」と舞い上がってしまうもの。

ですが、冷静になって考えてみましょう。なぜ、そのアイディアだと、広告のレスポンスがアップするのでしょうか?そのアイディアが成功する理由について、裏付けとなるデータはありますか?言葉に詰まることなく、ロジカルに他人へ説明できますか?あなたの意見に否定的な人を「なるほどね」と頷かせることができますか?

もし、できなかったのであれば、そのアイディアは、やめておいたほうが良いでしょう。あなたは、産まれたばかりの大切な我が子を守るかのように、アイディアを守っているにすぎません。言い方を変えると「固執」です。

「じゃぁ、アイディアなんて出せないよ!」と思われたかもしれませんが、コピーライティングを正しく学べば問題ありません。コピーライティングを正しく学び続けると、文章表現だけではなく「心理学」「マーケティング」「他社の成功事例」など、幅広い知識が身に付きます。

つまり、あなたは、より幅広い視野から、より鋭く、より成功率の高いアイディアを生み出すことが可能になります。さらに、あなたが身に付けた膨大な知識は、あなたのアイディアが優れていることを、他人へ説得するときの武器にもなります。



あなたがコピーを学ぶべき理由7

「多くの実験結果が、あなたを助けてくれる」

どうすれば広告のレスポンスがアップするか?
その答えは、すでに偉大な先輩たちが、正解を導きだしてくれています。

ジョン・ケープルズ
デイビッド・オグルビー
レスター・ワンダーマン
クロード・ホプキンス
ユージン・シュワルツ
エルマー・ホイラー
ジョセフ・シュガーマン
ダン・S・ケネディ
ジェイ・エイブラハム


など、挙げればキリがありませんが、彼らは、天才と呼ばれるコピーライターやマーケティングのプロ。レスポンス広告は、その手法が模索されてから100年以上の歴史を持ちます。この長い歴史で、彼らのような超一流のプロが、たくさんの時間、お金、努力を費やして、広告テストを繰り返し、レスポンスが低下、向上する原因を突き止めてきました。

つまり、彼らが書籍などで教えてくれるコピーライティングや、マーケティングノウハウは、効果実証済みのテクニックということ。私は、これまでに800案件以上のコピーを書いてきましたが、彼らのノウハウを知らなければ、失敗していたケースも多々あります。

もし、あなたが、この世界で結果を出し、活躍したいのであれば?偉大な先輩たちの教えを無視するのは、賢いとはいえませんよね。彼らの教えが解説された書籍は、アマゾンでもすぐに手に入ります。もちろん、このWEBサイト「みんなのコピー」でも、先人たちが残してくれた、数多くのコピーライティングノウハウを公開しております。



さいごに

あなたは、それでもコピーライティングを学ばないつもりですか?

ここまで読み進めたあなたの向上心を、ムダにしてはいけません。

この記事を最後まで読み進めたあなたは、他の人よりも知的好奇心が高く、勉強熱心なはず。つまり、他の人よりも成功するポテンシャルをお持ちなのです。そのポテンシャルの10%でも良いので、コピーライティングの勉強に注いでみてください。あなたの営業成績は間違いなくアップし、仕事がもっと楽しくなるでしょう。

私は会社員時代、入社2年、25歳という速さで、上場企業の子会社の課長になりました。その理由は、コピーライティングを誰よりも勉強し、非凡な結果を出せるようになったからです。その後は、コピーライターとして独立し、今では会社を経営しています。

「試してみることに失敗はない…」これは、デイル・ドーテンという、ベストセラー作家の言葉です。あなたがコピーライティングを学ぶ上で、リスクはありません。唯一、考えられるリスクは、何も試さずに悩み続けるということでしょう。

さて、あなたは、それでもコピーライティングを学ばないつもりですか?

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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大橋一慶

「売れるコトバ作りの専門家」。2002年からネット広告のベンチャー企業に入社して以来、大手ADSLプロバイダーの見込み客リストを10万件以上獲得するなど、多くのWEBプロモーションを成功させる。独立後はセールスコピーライターとして、1,000件以上の広告に携わり、年間10億円の売上に貢献するなど、ネット・紙媒体を問わず多くの案件を成功させる。なかでも「売りにくい商品を売ること」が得意で、学習塾、リフォーム、不動産、保険など、差別化が難しく、広告の反応が冷え切っている業界でも驚異的なレスポンスを叩きだす。株式会社みんなのコピー代表取締役。