あなたは、ジョンソンボックスという言葉をご存知でしょうか?
ジョンソンボックスとは、読み手の注意を掴むために開発されたテクニックです。
以下のように、広告の最初の部分で要点を3行程で語り、そのコピーをボックスで囲みます。
リードコピーが悪ければ、それ以降のコピーは読まれません。
しかし、もし、あなたがこの「卑怯な3秒テクニック」を使ったならば?
ほとんどの人が、あなたの書いたリードコピーを読み始めてしまいます…
作業時間で言えば、たったの3秒程度ですが、四角に囲まれた部分の精読率は高まります。
実際、このページをコロコロとスクロールしてみて下さい。
四角で囲まれた部分が、どうしても気になりませんか?
ジョンソンボックスは、人間の視覚心理をついたテクニックといえます。
元々は、ダイレクトメールの中に入れる「レター」を読ませるためのテクニックとして使用されることが多かったそうですが、現在は、ウェブサイトや印刷広告など、様々なシーンで使われています。
ジョンソンボックスは、具体的にどのような使い方をすれば効果的なのか?
使い方は3つあります。
1つ目は、文字がギッシリとなってしまいがちな広告(FAXDMなど)を、読みやすくするために使うこと。
たとえば、オファーの部分や、商品詳細の部分、効果効能の部分など、意味のかたまりごとにジョンソンボックスを使えば、広告が読みやすくなり精読率を高められます。
2つ目は、キャッチコピーに使うこと。
キャッチコピーの役目は、読者の注意を一瞬で掴みとることです。
その上で、ジョンソンボックスは大いに役立ちます。
ただし、キャッチコピーに使うよりも有効な使い方があります。
それが、3つ目の、リードコピーを囲む方法です。
キャッチコピーは文字も大きく、最も目立つ場所に置かれますから、ただでさえ、視覚的に注目される立場にあります。
しかし、その下に続くリードコピーはたいして目立たず、「読者の興味を高める」という重要な役割があるのに、読み飛ばされてしまう可能性があります。
リードコピーがしっかり読まれなければ、後に続くボディコピーは読まれません。
では、どうやってリードコピーを読ませれば良いのか?
最も簡単で、即効性の高い方法がジョンソンボックスです。
以下の例をご覧ください。
キャッチを読んだ後、どうしても、四角で括られたリードコピーに目が行きませんか?
“なぜ、たった3秒で、
広告が読まれるようになるのか?”
広告が読まれるようになるのか?”
リードコピーが悪ければ、それ以降のコピーは読まれません。
しかし、もし、あなたがこの「卑怯な3秒テクニック」を使ったならば?
ほとんどの人が、あなたの書いたリードコピーを読み始めてしまいます…
効果的に使用するには、多用しない
ジョンソンボックスは効果的ですが、一つの広告で多用しすぎるのはよくありません。
四角い枠だらけのコピーは逆に読み難くなります。
全体のある一部分だけ、四角で囲まれているからこそ、人は思わず注目してしまうのです。
ちなみに、ジョンソンボックスは、フランクリン・ジョンソンが開発したと言われていますが、その起源は明らかではないそうです。
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大橋一慶
「売れるコトバ作りの専門家」。2002年からネット広告のベンチャー企業に入社して以来、大手ADSLプロバイダーの見込み客リストを10万件以上獲得するなど、多くのWEBプロモーションを成功させる。独立後はセールスコピーライターとして、1,000件以上の広告に携わり、年間10億円の売上に貢献するなど、ネット・紙媒体を問わず多くの案件を成功させる。なかでも「売りにくい商品を売ること」が得意で、学習塾、リフォーム、不動産、保険など、差別化が難しく、広告の反応が冷え切っている業界でも驚異的なレスポンスを叩きだす。株式会社みんなのコピー代表取締役。
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