読者が吸い込まれるボディコピーの書き方

読者が吸い込まれるボディコピーの書き方


伝説的コピーライター、ジョセフ・シュガーマンは、コピーを書く秘訣を語る際、「滑り台効果」という言葉を使います。

これは、読者が次々と読み進めてしまうようなコピーを意味します。

文章の第一センテンスの目的は、第二センテンスを読ませることであり、第二センテンスの目的は、第三センテンスを読ませることであり、第三センテンスの目的は…と、一つのコピーを、次のコピーを読ませるものとして考えるのです。

読み始めると、最後のコピーまで止まらない、まるで、滑り台で上から下まで、一気に滑り降りるようなコピーです。

このような考え方を持つことで、キャッチコピーで注意を掴み、リードコピーで興味を引きつけた読者を、コピーの最後まで読ませるコピーが書けます。

その過程で、商品の必要性、価値、魅力、今すぐ買う理由をしっかり訴求できていれば、読み手は、最終的に、どのような反応をとるでしょうか?



書籍、教材のコピーで有効な、箇条書きテクニック


日本でも、昔から「家訓」、「社訓」、「5つの心得」のように、箇条書きにして、大切なことを伝える風習がありますが、箇条書きは、あなたの訴求したい内容を、読者にわかりやすく伝える上で、とても効果的です。

しかし、その内容が平凡では、意味がありません。

箇条書きで語られる一つ一つが、ターゲットの興味を激しく刺激する内容でなければなりません。

もし、読者のハートを撃ち抜くような箇条書きをたくさん書くことができれば?

そのどれかの一つが気になったという理由で、読み手が商品を購入してくれることもあるのです。

箇条書きのテクニックは、書籍や教材、セミナー等を紹介するコピーで、特に有効です。



レスポンスを変える、専門用語の使い方


セールスコピーに専門用語は使われるべきでしょうか?

先ほど、なるべく簡単な言葉を使うべきだと、お伝えしましたが、読み手のほとんどが理解できる確証がない限りは、使わないほうが良いでしょう。

発信者側がよく知っている専門用語でも、実は、読み手はその意味が分からない、といったケースは珍しくありません。

下手をすると、読み手を混乱させ、伝えるべきメッセージが伝わらなくなってしまいます。

ただし、例外もあります。

私は、歯科医師や治療家、士業、美容師、教育者など、専門的な職種の人に、専門的な教材を販売するコピーを書くことがよくありますが、その経験から分かったことがあります。

もし、ターゲットが医者、士業、技術者など、何かのスペシャリストであるならば?

そして、あなたの商品やサービスが、彼らの特殊な業務をサポートするものならば?

ターゲットが日頃から使う専門用語を予習し、コピーの中に取り入れましょう。

そうすることで、読者から、さらに共感してもらえ、信頼してもらえるようになります。

なぜなら、専門的な知識や技術を持った人達は、自分より知識や技術について劣っている人の話には、聞く耳を持たないからです。

考えてみて下さい。

医者が、手術の方法について、患者のアドバイスに耳を傾けるでしょうか?

会計士が、決算業務について、受付嬢のアドバイスに耳を傾けるでしょうか?

専門家に専門的な商品やサービスを販売する場合、専門用語のないコピーは、説得力に欠けてしまいます。



ボディコピーの書き方をもっと詳しく学ぶには?


ボディコピーを書くポイントは、以下の記事で学べます。

ぜひ、興味のある記事タイトルをクリックして、学びを深めてください。

読者が夢中で読み進めるボディコピーの書き方
訴求力を高める、5つのWhy
コピーの長さはどうすればよいか?
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読み手が納得してしまうボディコピーの書き方(論証の方法)
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大橋一慶

「売れるコトバ作りの専門家」。2002年からネット広告のベンチャー企業に入社して以来、大手ADSLプロバイダーの見込み客リストを10万件以上獲得するなど、多くのWEBプロモーションを成功させる。独立後はセールスコピーライターとして、1,000件以上の広告に携わり、年間10億円の売上に貢献するなど、ネット・紙媒体を問わず多くの案件を成功させる。なかでも「売りにくい商品を売ること」が得意で、学習塾、リフォーム、不動産、保険など、差別化が難しく、広告の反応が冷え切っている業界でも驚異的なレスポンスを叩きだす。株式会社みんなのコピー代表取締役。